研究者をしている私ですが、先日突然こんなメールが届きました。
DR. **** of JAPAN, you have been nominated for Who’s Who in the World
Dear DR. **** ,
「****先生、2010年11月に出版される、2011年版のWho’s Who in the Worldにノミネートされました。あなたの略歴をお送り下さい……..」
It is my pleasure to inform you that you are being considered for inclusion in the upcoming 2011 Edition of Who’s Who in the World, which is scheduled for publication in November 2010. We invite you to submit your biography…………..つづく。
そして、放置すること、14日。「リマインダー」
Reminder: DR. **** of JAPAN, you have been nominated for Who’s Who in the World
さらに放置すること、7日。「最後のお知らせ」
Final Reminder: DR. **** of JAPAN, you have been nominated for Who’s Who in the World
そして、締切に至る。
何も知らない私は、「なんじゃこりゃ、名前知られてて気持ち悪ぅ。」なんて思っていたので、google先生と一緒にお勉強 (←もう締切後ですが笑)
まず、Wikipediaがヒット。
Marquis Who’s Whoは米国の出版社による著名人の略歴を掲載した年鑑版紳士録である。
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/
(中略)
特に、Who’s Who in the World® はシリーズの中で最も選択基準が高く、国家元首および親族、政府首脳、政界実力者、財界実力者、大企業の経営者、ノーベル賞受賞者などの著名な学識経験者、世界的に活躍する芸術家や芸能人、オリンピックや世界大会のメダリストおよび世界記録保持者、世界的ベストセラー作家のように、国際的に著名である人物は、とりわけ重点的に選出される。
これに加えて、無名であっても極めて独創性が高い芸術的・学術的創作活動、顕著な社会的活動を行った人物、とりわけ理工系の科学者も重視する傾向にある。
おぉ、何と!スパムではなかった!!無知でごめんなさい。
私レベルが受け取っているということは、きっと大勢の人が受け取っているに違いない!
さて、みんな、どうしたんでしょう。
「◯◯教授が世界的権威の人名録「Marquis Who’s Who in the World」に掲載」
「受賞歴 『Who‘s Who in the World』(**th Edition,2010) 掲載」
立派な教授陣にとっては、研究業績になるんですね。
……一方でいくつかブログや2chを見てみると、
「詐欺のようなもの」「紳士録まがい」「パスする予定」
「職員にDMのように送られており、職場には載せる人はいない」
全く逆の意見がっ。
ノミネートされた後の掲載はそんなに難しくないらしく、登録も無料。
でも、掲載された本や、証書、盾やメダルの購入を勧められ、それが高いらしい。
(参考:Who’s Who in the World顛末記)
そして、Amazon.com。
う…..売っている。→→Who’s Who in the World 2010
約6万円。高い。著名人にとったら安いのか?!
なんか、単純に、名簿屋みたいな感じなのかな~と思いました。
でも、紳士録ってカッコいい響き。
素晴らしい研究をした人にとっては、名誉なことなのかな。これだ!という研究発表ができて、その時またノミネートされたら、検討しようかなーと思います。
- Who‘s Who in the Worldは年鑑版紳士録である。
- Amazonでも6万円くらいで売っている。
- 詐欺ではなく、名簿会社みたいなもの。
- それなりの雑誌に名前を載せた研究者に案内が来るよう。
- ノミネート→掲載はそんなに難しくなさそう。
- 登録は無料。証書やメダルなどは高い。
- 名誉なことらしい。
コメント